スポーツの力

梅雨明けと共に夏空が広がり、強い日差しに照り付けられています。今年の夏も日本列島北から南まで厳しい暑さとなりそうですね。

さて、7月23日 自国での開催が57年振りとなる東京オリンピックが幕を開けました。昨年春以降のコロナ禍のもと、開催自体が危ぶまれる空気と様々な意見が飛び交う中での開催です。

思えば、今回の東京オリンピックは数々のスキャンダルに見舞われてきました。五輪エンブレムの盗作疑惑に始まり、JOC会長(当時)の招致活動の際の買収疑惑、今年になって、大会組織委員会の森会長(当時)の女性差別発言、開閉会式の演出を統括する佐々木氏は女性タレントの容姿を侮辱するような演出のアイディア「オリンピッグ」で辞任、7月に入ってからも開会式の楽曲を担当する小山田氏が同級生らをいじめていたことが問題となり辞任、そして開閉会式のショーディレクター小林氏が人権問題で解任と、開幕直前までスッタモンダの辞任解任劇が続きました。

大会に参加する選手にとって、開催可否についての意思決定が揺れる状況下でオリンピックに向けた気持を作り練習に励むのは容易な事ではなかったと思います。

柔道52k級の阿部 詩さんが金メダルを取った時のインタビューで、“大会を開催していただけたのでこのメダルがあります”と、一語一語噛みしめるように答えていました。その姿と言葉に私は胸を打たれました。

スポーツには人を感動させ、希望を与える力があります。

想定外の試練を乗り越え参加する選手たちの活躍が、人々に勇気と感動をもたらし、コロナ禍からの復活に向けた力となりますようにと祈ります。